針が左右に動く横振りミシンを使い、人の手で直接生地に絵を描くように刺繍する日本独自の技法が手振り刺繍です。横振りとも言います。
足でペダルを踏み、その踏み加減によって針の動くスピードを調節します。
ちょっと踏むだけでも物凄い勢いで針が動くので、慣れないと自分の指を縫いそうになります。
幸いまだ縫ったことはありませんので、この先もその心配はなさそうです。
足元だけでなく、右膝で横に振れるレバーも動かします。
こちらは針が振れる幅を調整するもので、深く押せば幅は広くなります。これによって文字など線の幅を変えていきます。
例えば書道で打ち込みやはね・払いなどがありますが、それをこのレバーで作っていくかんじです。
直に入れたり、図案を描いてそれをなぞって入れていくので
コンピューターミシンのようにデータなどの必要がなく自由に入れられます。
まだまだ未熟な技術ですが、日々試行錯誤しながら続けています。